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東北アルフレッサ、仙台の医療機器商社を買収

2025年9月11日 (木)

M&Aアルフレッサホールディングスは11日、グループ会社の東北アルフレッサ(福島県郡山市)が、医療機器専門商社の東日本メディカルシステム(仙台市青葉区)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡契約は8月27日に締結済みで、取得完了は10月31日を予定する。

アルフレッサグループは中期経営計画「Vision2032 Stage2」で、医薬品やメディカル品の全国ネットワーク強化を重点方針に掲げている。今回の子会社化により、東北でのCTやMRIなど医療機器の販売・サポート体制を拡大し、診断薬や栄養食品を含むメディカル品分野の流通機能を強化する。

東北アルフレッサは東北6県で医薬品・医療機器の卸売を展開し、地域医療を支える事業基盤を持つ。東日本メディカルシステムは1975年創業で、宮城・岩手を中心に国公立病院や診療所向けに事業を展開してきた。両社の連携により、製造から物流・販売、市販後調査やラストワンマイルまでを一体的に提供する「トータルサプライチェーンサービス」(TSCS)の深化を目指す。

なお、東日本メディカルシステムの名称や本社所在地に変更はなく、今回の子会社化による業績への影響は軽微と見込まれている。

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