物流とサプライチェーンの変革をテーマに掲げる「第1回 物流&SCM 変革テックEXPO(LGX 2025)」が、17、18日にマイドームおおさか(大阪市中央区)で開かれる。そのプログラムの一つとして行われるカンファレンスでは、改正物流2法とトラック・物流Gメンの実務を正面から扱うセミナーが実施される。登壇するのは、国土交通省中国運輸局自動車交通部貨物課で、トラック・物流Gメンとして監視・指導の現場を担う田中幸久氏。モデレーターは、LOGISTICS TODAY赤澤裕介社長兼編集長が務める。
改正物流2法の施行を受け、荷待ち・荷役時間の管理、実運送体制管理簿の作成、是正指導への対応など、荷主・物流事業者に求められる実務判断は確実に高度化している。形式上は対応しているつもりでも、どこまでが「問題なし」とされ、どこからが是正指導の対象となるのか。その境界が見えにくいまま、現場対応を迫られている企業も少なくない。
この講演の最大の特徴は、制度を解説する立場ではなく、実際に現場で是正指導を担うトラック・物流Gメン本人が登壇する点にある。荷待ち・荷役の違反リスク、実運送体制管理簿の運用で陥りがちな落とし穴、指導につながりやすいケースとそうでないケースなど、通知や条文だけでは読み取りにくい「是正指導につながる判断の分かれ目」が整理される予定だ。荷主、物流事業者の双方にとって、制度対応の優先順位を見極めるうえで重要な視点が示される機会となる。
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事前アンケート受付中
回答は集計のうえ講演内で取り上げられる予定です。
ふるってご回答ください。
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また講演では、事前および当日に実施するアンケートを通じて集まった現場の声を集計し、講演内で取り上げていく予定である。日頃感じている疑問や判断に迷っているポイントが、どのような論点として浮かび上がるのか。参加者自身の課題意識が反映される構成となる点も、本セミナーの特徴だ。
アンケート結果は、講演内容に反映されるだけでなく、業界全体の課題感を可視化する材料にもなる。自社の悩みが業界の中でどの位置にあるのかを知る機会としても有効だろう。
改正物流2法の本格運用を前に、何を優先し、どこから着手すべきか。荷主、物流事業者の双方にとって判断を誤れない局面にある今だからこそ、是正指導の最前線に立つトラック・物流Gメンの視点に触れる意義は大きい。制度対応を「やらされ仕事」で終わらせないための実務的な示唆が、この40分間に凝縮される。
会場:マイドームおおさか D会場
テーマ:改正物流二法とトラック・物流Gメンが変える“荷主と物流”
登壇者:
国土交通省 中国運輸局 自動車交通部貨物課長 田中幸久氏(トラック・物流Gメン)
<モデレーター>LOGISTICS TODAY 赤澤裕介 社長兼編集長
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