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中山製鋼所とヨドコウ、電気炉鋼材の安定供給で提携

2025年12月12日 (金)

M&A中山製鋼所は12日、ヨドコウ(大阪市中央区)との間で業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表した。両社は電気炉鋼材の安定供給体制を構築し、カーボンニュートラルの実現と鉄鋼分野でのサステナビリティ強化に取り組む。

中山製鋼所は、2025年5月に発表した長期計画で「カーボンニュートラル・循環型社会の実現への貢献」を重点方針の一つに掲げており、国内で数少ない電気炉鋼板メーカーとして、CO2排出量の少ない電気炉鋼材の用途拡大を進めている。一方、ヨドコウは中期経営計画「2025」に基づき、高付加価値商品の拡販とともに、環境配慮型素材への取り組みを推進している。

今回の業務提携は、素材供給を担う中山製鋼所と、表面処理・製品開発を担うヨドコウが連携することで、両社の強みを生かし、垂直統合による高付加価値な製品開発と供給体制の確立を目指すもの。中山製鋼所はヨドコウに対し電気炉鋼材を安定的に供給し、ヨドコウはこれを活用した製品開発を進めることで、両社の顧客への提案力を強化する。電気炉鋼材は高炉材に比べてCO2排出量が4分の1とされ、脱炭素時代におけるキーマテリアルとして注目されている。

今後は、正式契約に基づき、サプライチェーンの安定化や製品の多様化、環境配慮型商品の普及を進め、鉄鋼業界の脱炭素化と社会的価値の創出に寄与していく方針だ。

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