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昂天(鹿児島)が破産手続き開始決定、TDB調べ

2014年1月17日 (金)

行政・団体帝国データバンク(TDB)によると、鹿児島市宇宿町の運送会社「昂天」は、2013年12月19日に鹿児島地裁から破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は溝川慎二弁護士(鹿児島市下荒田)。

同社は、2008年9月に法人改組した一般貨物運送業者。同業者から荷受け部門を承継する形で設立されたもので、初代社長には田上幸一郎氏が就任。当地の荷受機関を主体として青果物の運送を行い、年売上高1億円を計上していた。その後は、業界の経験もあってタケノコ栽培にも参入したが、計画通りに行かず投下資金の回収も思うに進まなかったようで、資金繰りは厳しい状況で推移した。

こうした中、11年11月には死亡事故を端緒とした監査により事業停止、車両停止の行政処分を受け、12年6月頃には事業停止状態にあった。帝国データバンクでは「負債は1億円が見込まれる」としている。