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負債1億9000万円、TDB調べ

鹿児島地裁、シンセイ運輸の破産手続き開始を決定

2014年6月26日 (木)

M&A既報の通り、帝国データバンク(TDB)は26日、シンセイ運輸(鹿児島市)が今月6日に鹿児島地裁へ自己破産を申請し、16日に同地裁より破産手続き開始決定を受けたと発表した。

同社は1960年9月創業、75年1月に法人改組した一般貨物運送業者で、鹿児島から福岡、関西方面の長距離便を主体とした運送を行っていた。受注形態としては大手運送業者の下請が主体で、単価条件的には厳しかったとみられ、収益性に課題を抱えた展開だった。

また10年、13年と違反行為による事業所停止命令などが続き、対外信用の面でも心許ない状況にあった。同社単体では裏付けとなるような資産はなく資金調達力にも限界があり、4月30日に事業を停止していた。

負債は1億9000万円で、破産管財人は上山幸正弁護士(鹿児島市小川町)。