ロジスティクスDPワールド(UAE)は23日、英国のロンドン・ゲートウェイ港で、最新の自動化コンテナハンドリング技術「Empty Superstack」(エンプティ・スーパースタック)を導入すると発表した。総投資額は1億7000万ポンドで、港湾業務のデジタル化と自動化を加速させる。
同システムは、DPワールドとドイツのSMSグループによる合弁会社ボックスベイ(UAE)が開発したもので、ハイベイストレージ(HBS)技術を採用。20フィートと40フィートの空コンテナを最大16段まで積み上げ、完全密閉型の自動化施設内で保管する。これにより、ヤードの収容能力や作業効率、安全性が大幅に向上するという。

(出所:DPワールド)
エンプティ・スーパースタックは、ロンドン・ゲートウェイ港の新設全電化バース4に設置され、最大2万7000TEUを収容可能。安全性・運用効率・環境性能を大幅に向上させることが期待されており、プロジェクトは2年で完了予定としている。
同社はすでにドバイのジュベル・アリ港でボックスベイ技術の実証運用を実施しており、50万TEUの取り扱い実績を持つ。今回の導入は、同社のインテリジェント物流への継続的投資の一環であり、港湾業界全体で効率性・持続可能性・安全性の新たな基準を打ち立てるビジョンを示している。
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