イベント食品包装資材の専門商社である折兼ホールディングス(HD、名古屋市西区)は、29-30日に名古屋市中小企業振興会館(千種区)で開催される、同社グループ主催の食に関わるビジネスの展示会「FOODBIZ SUMMIT(フービズサミット)NAGOYA 2025」で、食のサステナビリティをテーマにした展示会を開催する。東芝テック(東京都品川区)やラピュタロボティクス(江東区)など5社が参加し、食品業界の課題解決につながる独自技術や製品を紹介する。
外国人観光客や外国人労働者の増加、少子高齢化による労働人口の減少、環境問題の深刻化などの課題は、食品業界にも影響を及ぼしている。人手不足対策として外国人労働者を採用する企業も増えているが、言語が障壁となり意思疎通ができないケースが多数発生しているほか、物流でもドライバー不足などで輸送手段の確保が課題となっている。
こうした食品業界の課題を解決するため、展示会では「未来の食のサステナビリティと現場進化を体験できるゾーン」として特別展示ブース「SMART FOOD LAB」を企画。最新テクノロジーと現場に根差した視点から、課題解決の方法を提案することにした。
SMART FOOD LABに参加するのは、東芝テックやラピュタロボティクスのほか、AI(人工知能)翻訳のこんにちハロー(中央区)、AIシステム開発のジャイナミクス(港区)、容器製造のリスパック(岐阜市)の5社。
東芝テックはAIが実店舗での棚づくりやパッケージデザインを分析し、提案するサービスを紹介し、ラピュタロボティクスは、協働型ピッキングアシストロボットの実機を展示する。また、こんにちハローは動画の音声をAIなどで多言語に翻訳するサービスを紹介し、実際に動画を撮影して翻訳を体験するイベントも開く。
リスパックは、地球環境にやさしい植物由来のバイオマスプラスチック容器などを展示し、循環型社会に向けた最新の導入事例なども紹介する。東芝テックの関連会社、ジャイナミクスは生成AIなど最先端デジタル技術を取り入れ、小売業界が社会課題に対応するのに役立つ東芝グループのさまざまなノウハウを展示する。

▲(左から)バガス容器分解前の様子、バガス容器分解後の様子(出所:折兼ホールディングス)
また、展示会では折兼グループが取り組んでいる循環型農業を紹介するため、資源循環の取り組みの一端を実演する。サトウキビを圧縮したあとの搾りかす(バガス)から作った使い捨て容器を、展示会内のキッチンカーで提供し、使用済み容器を会場内に設置したコンポスターに入れて分解する。分解過程を公開することで、使用済み容器の資源循環についての理解を深めてもらう。
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