ロジスティクス栗林商船は2日、新型舵「ゲートラダー」の基本設計業務を支援する合弁会社をことし4月に設立し、国内大手造船会社と設計基本契約を締結したと発表した。新会社は日鮮海運(愛媛県今治市)、第一中央汽船(東京都港区)、かもめプロペラ(横浜市戸塚区)と共同で出資した。
ゲートラダーは、舵をプロペラ両側に装備する構造により抵抗を低減し、非対称翼断面の舵板が推力を生み出す省エネ技術で、栗林商船の故・栗林定友前会長と大学教授が開発した。コンテナ船やタンカーなど幅広い船種で国内外累計20隻以上の採用実績があり、直近1年は大型船向け引合いが増加している。GHG(温室効果ガス)削減による環境負荷低減への寄与が期待される。
新会社は船主や造船所の要望に応じ、船尾形状やプロペラ径の提案を含む基本設計をパッケージ化して造船所へ納品する。造船所は成果物を基に船型や配置を検討し、メーカーからゲートラダーを調達する。栗林商船、日鮮海運、第一中央汽船、かもめプロペラの各社が持つ知見を集約し、普及加速を図る。
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