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AIRoA、物流など実環境想定の汎用ロボ開発コンペ

2025年12月19日 (金)

公募・入札AIロボット協会(AIRoA、東京都文京区)は18日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として「国産汎用ロボット開発コンペティション」のプレエントリー受付を開始したと発表した。

対象は双腕モバイルマニピュレーター型の汎用ロボットで、2026年3月から9月にかけて開発・製造された試作機は、AIRoAに納入の上、評価タスクの実演を経て総合評価を受ける。以降は改良、量産、納入のフェーズに進み、完成品はロボット基盤モデル開発のためのデータ収集機体として活用される。

コンペティションでは、物流、製造、小売、建設といった複数業種の現場環境を模した作業タスクが設定され、遠隔操作による性能評価と実用化に向けた計画書の審査が行われる。希望企業にはハードウエア部品の貸与やリファレンス仕様の提示も予定されている。

最終的に量産体制を構築できた企業は、27年7月以降の量産機納入を通じて、産業用途に向けた市場展開の機会を得る。評価基準を満たせば1社選定ではなく複数社の採用も可能とされており、物流現場を含む幅広い業界でのロボット導入促進と国産技術の底上げに寄与する取り組みとみられる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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