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M&A三菱ふそうトラック・バス（川崎市中原区）との経営統合を進めている日野自動車は18日、北海道日野自動車（札幌市東区）など連結子会社の国内販売会社6社の経営権を台湾・和泰汽車などに移管すると発表した。2026年4月1日、それぞれの会社で、保有株式の80％以上を譲渡する。経営統合後に特定の地域で寡占状態になり、独占禁止法に抵触する懸念を回避する狙いがある。
北海道日野自動車のほか、東北海道日野自動車、宮城日野自動車、福島日野自動車、南関東日野自動車の計5社の株式の80%を、台湾の同社代理店大手、和泰汽車に譲渡する。また、静岡日野自動車の株式の88.5％を独立系販売会社の愛知日野自動車（名古屋市瑞穂区）に譲渡する。
和泰汽車への株式の譲渡額は5社合わせて、270億2600万円の予定となる。愛知日野自動車への譲渡額は非公表となっているが、26年4月以降、株式売却益として273億4900万円を計上する予定だとしている。
同社は「両社の力を借りて今まで以上に経営基盤を強化し、競争力を高め、さらなる成長を遂げていくことを目指す」としている。
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