荷主日野自動車は25日、ニュージーランドで提起されていた排ガス・燃費性能を巡る集団訴訟について、原告団と和解することで取締役会の承認を得たと発表した。和解金額は1090万ニュージーランドドル(9億8000万円)で、2026年3月期第3四半期決算に特別損失として計上する。
訴訟はことし3月、同社が製造したディーゼルエンジン搭載車両について、排気ガス性能基準や燃費基準に関する違反行為があったとして、購入者らが損害を被ったと主張し、ニュージーランド高等裁判所に提起された。当初はパーマストンノース支部で審理が始まり、8月にオークランド支部へ移送されていた。
日野は、訴訟の長期化が経営に与える影響を総合的に考慮し、全件終結を目的に和解を選択したと説明する。和解の対象は、10年から22年に製造されたディーゼルエンジン搭載車両を、10年3月から25年3月にかけてニュージーランドで取得した顧客とされる。和解は裁判所の承認を経て正式に確定する。
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