話題日本郵船は3日、東京証券取引所と経済産業省が共同で選定する2013年度「なでしこ銘柄」に海運業で初めて選定された、と発表した。
東証は個人投資家に株式投資を考えるきっかけや関心を持つ材料としてもらうため、特定のテーマや指標をベースに銘柄(テーマ銘柄)を選んで公表しているが、このテーマ銘柄の一つとして昨年度から「なでしこ銘柄」の選定が行われ、今回は26社が選ばれた。
なでしこ銘柄は、東証一部上場企業の中から「女性が働き続けるための環境整備や女性人材の活用」を積極的に進めるなど「女性活躍推進」に優れ、財務指標のスクリーニングをクリアした、「中長期の企業価値向上」を重視する投資家に魅力ある銘柄として紹介される。
同社は2001年に「総合職・一般職」といった職種区分を廃止して人事制度を一本化するなど、男女の区別なく活躍できる制度や環境づくりを進めており、仕事と家庭の両立支援として企業内保育所「郵船チャイルドケア」の設置など、さまざまな取り組みが評価された。