伊藤忠グループ、食品製造分野で業務再編

産業・一般伊藤忠商事は7日、飼料・畜産分野、食品製造分野で原料・商品の供給体制の強化、販売の拡大、生産性の向上を図るため、グループ会社間での業務再編・提携を行うと発表した。飼料・畜産分野では、プリマハム、伊藤忠飼料、伊藤忠商事の三者間で、食品製造分野ではプリマハム、ヤヨイ食品（東京都港区）、伊藤忠商事の三者間でそれぞれ業務提携を締結した。

伊藤忠商事は、食料分野でバリューチェーンの強化・拡大策を進めており、昨年12月に発表した中間流通事業分野の経営統合に続き、食品加工・製造分野でも「グループ一体となった戦略」の推進を可能にする体制を構築することにしたもの。

この提携により、飼料・畜産分野では飼料原料から畜肉加工品の製造・販売に至るまでの事業統合を推進し、トレーサビリティの強化、販売チャネルの共有化などの業務効率化を図る。食品製造分野では冷凍・冷蔵食品を中心に、製造インフラ・販売チャネル・商品開発体制を相互活用し、より効率的な製造・販売体制を構築する。