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伊藤忠商事、アジアでサプライチェーン事業を強化

2012年4月17日 (火)

メディカル伊藤忠商事は17日、物流子会社の伊藤忠ロジスティクス(東京都港区)がアジア事業強化の一環として、伊藤忠商事が全額出資している「伊藤忠物流(中国)有限公司」(ILC、中国北京市)に出資したと発表した。

 

ILCは中国での伊藤忠グループの総合3PL事業会社として活動しており、取引先は日系企業にとどまらない。伊藤忠商事はアジア域内物流のネットワーク強化を進めるため、伊藤忠ロジスティクスを中心に、資本提携、M&Aといった手法で2011年からASEAN、インドで国内物流事業の強化を急いでいる。

 

伊藤忠ロジスティクスがILCへ出資したことにより、伊藤忠ロジスティクスの国際物流ネットワークと中国、アジアの国内物流ネットワークを結びつけ「アジア・サプライチェーンを提供していく」としている。

 

また、伊藤忠ロジスティクスのノウハウ、顧客基盤を活用し、中国で無店舗販売分野、医薬・健康食品分野、低温食品分野などの新規物流分野で取り組みを強化する。同社では今年度中にインドネシアでも国内物流の展開も計画している。