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サプライチェーンの共通化・見直しで調達コスト低減

三菱重工、グループの機械・鉄構装置事業を再編

2014年3月10日 (月)

荷主三菱重工業は4月1日付で、傘下の三菱重工メカトロシステムズ(神戸市兵庫区)、三菱重工パーキング(横浜市中区)、三菱重工鉄構エンジニアリング(広島市中区)の3社を再編し、機械・鉄構装置事業を統合した新会社を発足させると発表した。

新会社は、機械装置、環境装置を手掛ける三菱重工メカトロシステムズを存続・承継会社として、立体駐車場を手掛ける三菱重工パーキングを吸収合併、鉄構装置、橋梁を手掛ける三菱重工鉄構エンジニアリングの鉄構装置事業を統合して発足する。

社名は現行の「三菱重工メカトロシステムズ」を維持、本社を神戸市、主要事業拠点を横浜市のみなとみらい地区と金沢地区に構える。

統合する3社の事業は、建設会社や電力会社、製鉄会社など市場・顧客に類似性を持つことから、新会社は共通顧客へのパッケージ提案やアフターサービス体制強化などに注力。併せて、各社が持つサプライチェーンも共通化や見直しを実施することで、調達コスト低減による価格競争力を強化する。