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石油以外のセクターが寄与、ドバイ税関調べ

13年のドバイ外国貿易額、過去最高の37.3兆円

2014年3月11日 (火)

国際ドバイ税関は10日、2013年の外国貿易が1兆3290億UAEディルハム(37兆3840億円)となり、12年実績に比べて940億ディルハム(2兆6441億円)増加して過去最高を記録したと発表した。

石油以外の貿易がピークを迎えたことによるもので、ドバイの港湾、税関、フリーゾーン公社の執行会長兼税関長官のアフメド・ブッティ氏は「世界貿易で中心的な役割を果たすため、税関サービスを強化して世界市場拡大に対応していく。8%ものドバイ対外貿易の成長率は、すべてのレベルで貿易取引を増やす同首長国の機能により可能になっている」と述べた。

ドバイの輸入は12年の7370億ディルハム(20兆7313億円)から740億ディルハム(2兆815億円)増加し、13年には8110億ディルハム(22兆8129億円)に達した。一方、輸出と再輸出は4980億ディルハム(14兆84億円)だった昨年と比べ、合わせて200億ディルハム(5625億円)増加し、5180億ディルハム(14兆5710億円)に達している。

対外直接取引は8080億ディルハム(22兆7285億円)から8460億ディルハム(23兆7974億円)に、ドバイフリーゾーンの貿易額は4170億ディルハム(11兆7299億円)から4670億ディルハム(13兆1364億円)に増加。税関倉庫の取引額は100億ディルハム(2812億円)から160億ディルハム(4500億円)に拡大した。

外国貿易の相手国は、インドが総貿易額1370億ディルハム(3兆8537億円)で10%のシェアを占めて1位となり、次いで中国が1350億ディルハム(3兆7974億円、シェア10%)で2位、米国が860億ディルハム(2兆4191億円、シェア6%)で3位、サウジアラビアが560億ディルハム(1兆5752億円、同4%)で4位、英国が540億ディルハム(1兆5189億円、4%)で5位となった。

輸入に限ると1位が中国で米国、インドが続き、再輸出は1位サウジアラビア、2位インド、3位イラクと続く。