環境・CSR飯野海運(東京都千代田区)は17日、山口県周南市が展開する「豊かな海を育むブルーエコノミープロジェクト」への2回目の支援を決定し、企業版ふるさと納税制度を活用して寄付したと発表した。併せて、同市のブルーカーボン事業から創出される「J-ブルークレジット」を2.9トン-CO2分購入した。
飯野海運は、運航船が周南市に寄港するなど、海運事業を通じて古くから同市と関係を築いてきた。今回の支援では大島干潟の現地視察も実施し、海洋生態系の再生支援に取り組んだ。

(出所:飯野海運)
周南市は、住みやすく安全で活力のある漁村づくりと持続可能な水産振興に向け、徳山下松港に面する海域でブルーエコノミーの創出を進めている。トラフグやタコなどの水産資源に加え、藻場・干潟などブルーカーボン・オフセットの拡大にも取り組んでいる。
飯野海運はこのうち、大島干潟を拠点としてアマモなどのブルーカーボン生態系を創出・拡大する事業に賛同している。今回購入したJ-ブルークレジットは、海洋生態系によって吸収・貯留される炭素を定量化し、取引可能なクレジットにしたもの。
同社グループは、生物多様性や環境保全への取り組みを通じて社会課題の解決を進めている。自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の提言に基づく情報開示とともに、生物多様性の保全に向けた活動を推進する方針だ。
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