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巨大地震発生のしくみ解明目指して活動

名古屋港に地球深部探査船「ちきゅう」が入港

2014年3月18日 (火)

話題名古屋港に地球深部探査船「ちきゅう」が入港名古屋港管理組合は17日、愛知県知多市のIHI愛知事業所G3岸壁に、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用する地球深部探査船「ちきゅう」が入港したと発表した。

ちきゅうは2005年7月に完成、水深2500メートルの海底からさらに7000メートルの深さまで掘削できる性能を誇り、これまで人類が到達できなかったマントルや巨大地震発生帯への掘削を可能とした。昨年3月などに、愛知県渥美半島沖で新たなエネルギー資源「燃える氷」として商業化が期待されるメタンハイドレートの海洋産出試験を実施していた。

現在は、地球内部の解明を目的とする国際プロジェクト、国際深海科学掘削計画(IODP)の主力船の一隻として、巨大地震発生のしくみ、生命の起源、将来の地球規模の環境変動、新しい海底資源などの解明を目指して調査活動を行っている。

今回の入港は、こうした研究航海の途上、資機材の積み下ろしを目的として3月10日に着岸したもので、18日には次の航海に向けて出港する。