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名古屋港、水深16mの大型コンテナ船の入港可能に

2015年3月18日 (水)

ロジスティクス名古屋港管理組合と中部地方整備局名古屋港湾事務所は18日、「名古屋港入港大型船の航行安全に関する調査研究」の特別専門委員会を11日に開催し、水深16メートルを必要とする大型コンテナ船が名古屋港を利用できるようにすることを決めたと発表した。

東航路の幅420メートル・水深16メートル水域で運用する期間で大型コンテナ船が水深16メートルを必要な喫水で入港する場合の安全対策として、水深16メートル境界の把握、行会い他船への注意喚起、名古屋港を利用する船舶への事前周知について審議。

コンテナ船の余裕水深の見直しに関連した安全性も併せて審議し、名古屋港に入出港する本船喫水12メートルを超えるコンテナ船について、余裕水深を現行の「喫水の10%+50センチ」から「喫水の10%」に見直すことを了承した。

これにより、秋頃から水深16メートルを必要とする大型コンテナ船が幅420メートル・水深16メートル水域を利用して名古屋港を利用できるようになるほか、コンテナ船の余裕水深が「喫水の10%」に緩和、同港の物流機能が強化されることとなった。