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負債2億100万円、帝国データバンク調べ

東京地裁、鳥羽急送(長野)の破産手続き開始決定

2014年6月10日 (火)

M&A帝国データバンク(TDB)は10日、鳥羽急送(長野県安曇野市)が5月28日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。破産管財人は花野信子弁護士(東京都港区)。

同社は1998年5月に設立された貨物自動車運送業者で、後発ながら長野県内を主要営業エリアとして地元企業や大手運送業者から受注を得て業容を拡大。本店のほか安曇野市穂高有明にも営業所を構え、12年3月期には売上高2億3500万円を計上していた。

しかし、受注単価の低迷や燃料コストの上昇などから収益面は伸び悩み、赤字決算が続いたため資金繰りが悪化。13年3月期の売上高は1億5000万円にとどまり、債務超過状態の中で厳しい経営を続けていた。この間、経費削減に努める一方、金融支援を受けるなどして支えてきたが、先行きの見通しが立たなくなり、3月10日付で事業を停止していた。負債は2億100万円。