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アルプス物流は減収減益、電子部品物流売上10%減

2024年5月9日 (木)

調査・データアルプス物流が9日に発表した、2024年3月期決算は、売上高が前年比1.9%減の1188億4400万円、営業利益が同30.6%減の55億7800万円、最終利益が29.1%減の35億7000万円と減収減益だった。

次期業績については、ロジスティードが同日発表したアルプス物流株の株式公開買い付け(TOB)と、その後の買収に向けた手続きによる上場廃止を前提としていることから、業績予想は策定していない。

主力の電子部品物流事業では、売上高が10%減の624億2700万円、営業利益が44.1%減の32億400万円と減収減益。航空貨物の減少、国際輸送運賃の落ち込み、生産停滞などによる貨物取扱量の減少などがあったほか、大中華圏の国際輸送貨物の取り扱いなどが第4四半期に想定以上に減少したことや、荷動きの停滞に伴う効率悪化、競争環境激化などが重なった。

消費物流事業は、売上高が4.2%増の289億3300万円、営業利益が2.8%減の12億4200万円と増収減益。生協宅配はエリアが拡大したものの取り扱い物量は前年並み、通販・EC(電子商取引)物流は荷動きが堅調に推移した。自働化による効率の改善、固定費削減などにも取り組んだが、支払い運賃や倉庫増床による賃借料などのコスト増が響き、減益となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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