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帝国データバンク調べ

東京地裁、東北コーエー運輸の破産手続き開始を決定

2014年7月22日 (火)

M&A帝国データバンクは22日、東北コーエー運輸(福島県伊達市保)が2日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。

同社は1991年2月、福島県内中堅規模の一般貨物自動車運送の100%出資の子会社として設立された。大手食品会社からの受注のほか、大手運送会社の下請けとして運送業に従事し、年商は3億円を計上していた。

しかし、競合激化などによって業容は徐々に縮小し、2013年9月期の売上高は1億8000万円まで減少していたほか、単価の低下や燃料費高騰などが影響し、収益面は低調な推移が続くなど財務面は弱体化していた。このため資金繰りも限界に達し、事業の継続は困難として、今回の措置となった。

負債は2億円。破産管財人は、田中裕幸弁護士(東京都千代田区)。破産債権の届け出期間は30日までで、財務状況報告集会・一般調査・廃止意見聴衆・計算報告の期日は9月26日午後1時30分。