遠隔操作可能な自律型ロボの運用実証、オカムラ

ロジスティクスオカムラは9日、自律・遠隔操作ハイブリッド型ロボットを用いた物流自動化システム「PROGRESS ONE」（プログレスワン）の事業化に向けた実証実験を、4月から2025年3月までの期間、トラスコ中山の物流拠点「プラネット埼玉」（埼玉県幸手市）で行うと発表した。

▲「PROGRESS ONE」のピッキングロボットを設置した専用ポート（出所：オカムラ）

プログレスワンは、AI（人工知能）を搭載し、ロボット単独では難しい作業を、人が遠隔操作で補助するハイブリッド型の物流自動化システム。自律型ロボット単独では難しい作業や、多種多様な商品に対応できるのを強みとする。オペレーターは都市部や住宅地にあるオペレーションセンターから遠隔操作を行うことができ、物流現場での新たな働き方を実現する。

▲手動操作による補助（出所：オカムラ）

実証では、プラネット埼玉で稼働しているロボットストレージシステム「オートストア」の入出庫ワークステーションに、プログレスワンのピッキングロボットを設置。オートストアに格納されている1万SKUの商品から、対象商品の事前登録が不要なAIを活用した自律ピッキングの検証を行うとともに、自律ピッキングできない場合は、ロボットシステムの操作画面上のタッチパネルを使用した手動操作により自律ピッキングの補助を行うことで、遠隔での操作性についても検証する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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