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負債額1億5000万円

鳥羽急送(長野)が事業停止、TDB調べ

2014年3月12日 (水)

M&A帝国データバンク(TDB)によると、鳥羽急送(長野県安曇野市)は10日付で事業を停止し、事後処理を石丸幸人弁護士(東京都豊島区)に一任した。現在、自己破産申請の準備に入っている。

同社は、1998年5月に設立された貨物自動車運送業者。後発ながら長野県内を主要営業エリアとして地元企業や大手運送業者から受注を得て業容を拡大。本店のほか安曇野市穂高有明にも営業所を構え、12年3月期には売上高2億3500万円を計上していた。

しかし、受注単価の低迷や燃料コストの上昇などから収益面は伸び悩み、赤字決算が続いたため資金繰りが悪化。13年3月期の売上高は1億5000万円にとどまり、債務超過状態の中で厳しい経営を続けていた。この間、経費削減に努める一方、金融支援を受けるなどして支えてきたが、先行きの見通しが立たなくなり、今回の事態となった。負債は13年3月期末時点で1億5000万円。