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負債1億1000万円、TDB調べ

札幌地裁滝川支部、北海道青果輸送の破産手続き開始を決定

2014年6月25日 (水)

M&A帝国データバンク(TDB)は25日、北海道青果輸送(北海道砂川市)が今月19日に札幌地裁滝川支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。

同社は、1998年4月に設立された一般貨物自動車運送業者で、パネル車(4トン、8トン)を用いて雑貨、青果、野菜、冷凍食品、生花などを中心に運送業務を行っていた。大手運送業者の下請受注による本州便を中心に、05年3月期には売上高1億6000万円を上げていたが、同業者との競合や値下げ要請などから欠損計上を余儀なくされていた。

その後も受注減少とドライバーの減員などから業績低迷に歯止めが掛からず、14年3月期の売上高は9300万円と1億円を割り込んでいた。今期に入っても業況回復には至らず、ドライバーの退社などが重なり、事業継続が困難になったため、16日に札幌地裁滝川支部に自己破産を申請していた。

負債は1億1000万円。破産管財人は土屋俊介弁護士(札幌市中央区)。財産状況報告集会期日は9月25日午前11時30分。