東海運、モンゴルに本格進出

ロジスティクス東海運は30日、モンゴルに現地法人2社を設立すると発表した。

大型橋梁などの交通インフラ整備やプラント建設に伴う大型投資、鉱山資源開発投資など、建設工事に関連した資機材の輸送で高度な物流サービスのニーズが高まっているとして、同国で事業展開の拡大を図るため、営業拠点として現地法人を設立することにしたもの。

同国では新空港建設計画も具体化していることから、今後の航空貨物市場の需要が急速に高まる可能性もあるとして、首都ウランバートルに現地法人2社を同時設立する。

新設するのは、モンゴル向けプロジェクト貨物、中古車・建機などの輸送を取り扱う「東モンゴリアLLC」（9月末設立）と、タンデム・グローバル・ネットワーク活用した海上貨物、航空貨物を取り扱う「タンデム・モンゴリアLLC」（10月設立）の2社。当面は、2社が連結業績に与える影響は軽微だとして、非連結子会社とする。

 
同社は2010年5月にウランバートルに駐在事務所を開設し、情報収集、日系企業顧客に向けた営業支援活動を展開していた。