ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

商船三井、ポーランドガス会社とFSRU用船契約

2024年4月25日 (木)

国際商船三井は25日、ポーランドの国営ガスパイプライン会社GAZ-SYSTEM(ガス・システム)と新造FSRU(浮体式液化天然ガス受入基地)1隻の長期用船契約を締結したと発表。2027年完成を目指し、韓国のHD Hyundai Heavy Industryで建造されるこの船は、商船三井が船舶管理を担当する。

▲FSRU(右)のイメージ写真(出所:商船三井)

ポーランドのグダンスク港から沖合3キロの位置に新設される浮体式LNG受入ターミナルで、本船は貯蔵施設、受け入れ基地として中心的な役割を果たす予定。このプロジェクトはポーランドで初めてのFSRU導入例となり、国のエネルギー安全保障を戦略的に強化する目的がある。

このプロジェクトは欧州委員会からも高い関心を持たれ、プロジェクト・オブ・コモン・インタレストに指定された。これは、EU加盟国の2カ国以上に便益をもたらし、CO2排出削減といった環境性、市場統合と競争活性化などの経済性、そして供給の安定に寄与する開発事業について指定をするもの。

これにより、地域レベルでの重要なインフラ開発として、欧州全体のエネルギー供給の多様化と安定化に貢献するとしている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com