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UPS、ルワンダで救命血液輸送にドローン活用

2016年5月9日 (月)

国際米UPSは9日、同社が運営するUPS基金が血液やワクチンなどの救命医薬品を世界各地に配達する手段としてドローンを活用する構想の実現に向け、同国カリフォルニア州に本拠を置くロボット技術会社「ジップライン」、ワクチン・アライアンスの「ガヴィ」の2者とパートナーシップを結んだと発表した。

▲医薬品配送に使用されるジップラインのドローン

▲医薬品配送に使用されるジップラインのドローン

今回の官民連携では、UPSのロジスティクス知識、コールドチェーン、ヘルスケア輸送と、ジップラインの全米規模のドローン配達ネットワーク、ガヴィが発展途上国で注力する救命・健康保護分野の活動経験を結びつけるもので、UPS基金は活動をルワンダで初めて実施するため、80万ドルの支援金を拠出した。

ルワンダ政府は2016年後半からジップラインのドローンの使用を開始する考えで、同国西部に点在する21か所の輸血施設に救命用血液を1日最大150回まで配達できるようになる。

世界保健機関(WHO)によると、アフリカは妊婦が分娩後の出血で死亡する確率が世界で最も高く、アフリカの女性にとって救命用血液による輸血を利用できるようにする重要性が極めて高くなっている。

ルワンダ国内でのドローン・ネットワークでは、当初は輸血用血液の配達に注力するが、後にワクチンやHIV、エイズ、マラリア、結核などの治療薬、ほかの重要な救命医薬品へ対象を拡大する計画。これにより、「今後3年間で数千人の命が救われる見込み」だという。

ガヴィの最高経営責任者(CEO)、セス・バークレー博士は「UPSとジップラインとのパートナーシップは、医療品の配達での新たな領域への素晴らしいステップで、遠隔地のコミュニティへワクチンを配達するためのまったく新しい方法だ。無人航空機の利用が、配達の最も困難な地域の子供たちにワクチンを届ける安全で効率的な手段となりうるのか、期待を持って見守っている」と話している。

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