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コベルコ建機、クレーン社との統合に伴い海外拠点再編

2016年12月7日 (水)

荷主コベルコ建機(東京都品川区)は、4月に実施したコベルコクレーンとの経営統合に伴い、国内外の事業拠点の再編・統廃合を行う。

同社が6日に発表した再編・統廃合の「第一弾」では、中東・アフリカと米州で海外現地法人を新設・統合し、経営効率を高めながら製品開発力やグローバル展開の強化といった効果の創出を目指す。

中東・アフリカ地域では販売・アフターサービス会社をアラブ首長国連邦(UAE)ドバイに設立。このエリアで油圧ショベル、クローラクレーンの販売・アフターサービス機能を提供していく。

これまでショベル事業はバーレーンに設置した駐在員事務所で、クレーン事業ではUAEのシャルジャ(ドバイの隣の⾸⻑国)にある現地法人でそれぞれ事業を展開してきたが、事業運営を一本化することで販売と販売代理店網・アフターサービス網の整備・強化を進め、現地販売ネットワークを固める。

これに伴い、クレーン事業を展開していたシャルジャの現地法人は清算する。

米州では事業の効率化、グローバル展開の強化を図るため、米国の2法人を統合する。統合後の会社は、米州地域で油圧ショベルの製造・販売、販売代理店の統括、クローラクレーンの販売、販売代理店を統括していく。

従来、ショベル事業はテキサス州ケイティ市の現地法人が、クレーン事業ではヒューストンの現地法人がそれぞれ事業を担ってきたが、現地法人の事業効率化と最適な事業運営を検討し、1社に統合することで販売、販売代理店網・アフターサービス網の整備・強化につなげることとした。新会社は17年1月1日から営業を開始する。