M&Aコベルコ建機は15日、子会社の東日本コベルコ建機(千葉県市川市)と西日本コベルコ建機(兵庫県尼崎市)を来年4月1日付で「コベルコ建機日本」として合併する、と発表した。
2009年に国内販売会社を従来の全国5社体制から2社体制に再編して10年が経過。「事業の効率化と最適な事業運営」を検討した結果、経営統合することで全国をカバーするメーカー直下の販売会社として、事業の強化を図ることにした。
具体的には、共通業務の統合・再配置、共同調達によって効率化と経営資源の有効活用を進めるとともに、ノウハウの共有、効果的な拠点展開、要員教育の充実に取り組み、営業・サービス力を強化する。
コベルコ建機は16年4月1日にコベルコクレーンと経営統合したが、その後もクレーンの販売・サービス活動はコベルコ建機が主軸となってきたため、今回の再編を機に販売・サービス機能の一部を新会社に移管。広い販売拠点網やサービス網を活かし、クレーン販売・サービスの強化を目指す。
合併は東日本コベルコ建機を存続会社、西日本コベルコ建機を消滅会社とする適格合併方式とし、市川市に本社を置く。