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アリババとバイドゥ傘下の食品配送会社2社が合併

2017年8月25日 (金)

空白

国際アリババグループ傘下で中国の大手オンライン食品配送サービスプラットフォームの「Ele.me」は24日、インターネット検索企業・バイドゥの食品配送部門「バイドゥ・デリバリーズ」との合併を発表した。

今回の合併は、中国のトップ技術企業2社同士の強力な提携関係を構築するもので、アリババとバイドゥは、Ele.meとバイドゥ・デリバリーズのプラットフォームに、技術、顧客獲得、食品安全面のサポートを提供する。さらにアリババはEle.meの積極的な成長戦略を支援するため追加資本の提供を約束した。

この合併を通じ、Ele.meは食品やその他の商品・サービスが消費者の元に配達される手段の将来の姿を形作るため、中国のオンライン食品配送業界での統合を推進していく。このプラットフォームは、2000以上の都市で130万以上の流通業者と協力して事業を展開しており、規模の面での大きな利点を享受している。

バイドゥ・デリバリーズは現在の経営陣を維持しながら、独立のブランドとして事業を展開していく。これまで3年間の事業展開は300都市に達し、100万人の流通業者を1億人以上のユーザーと結び付けている。

Ele.meのシャオ・ジャン最高経営責任者(CEO)は「バイドゥ・デリバリーズは常にEle.meの尊敬すべき仲間であり、質の高いテークアウト食品やシームレスな配送サービスを提供するという同のビジョンを持っている。アリババとバイドゥ双方の強力な後ろ盾により、今回の共同事業展開は中国のオンライン・ツー・オフライン・サービス業界を主導していくことになる」と語った。

また、バイドゥ・グループのキ・リュウ社長兼最高執行責任者(COO)は「バイドゥ・デリバリーズとEle.meの合併が消費者、従業員、パートナーにとって刺激的な新章となることをうれしく思う。このリソースと技術的能力の統合により、バイドゥは最先端の技術を活用して消費者と流通業者により優れた体験を提供できるようになる」と述べた。