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沖電気、田中貴金属のプリント配線板事業を取得

2012年6月21日 (木)

産業・一般沖電気工業は21日、田中貴金属工業のプリント配線板事業を取得することに合意した、と発表した。田中貴金属が設立する新会社にプリント配線板事業を譲渡した上で、沖電気工業が新会社の株式の80%相当を、10月1日付で取得する。

 

沖電気工業は、ハイエンド型EMS(生産受託)事業を成長分野の1つとして位置付けているが、同事業を成長させるためには「プリント配線板事業の拡大とともに、強みであるプリント配線板から最終製品組立までの一貫生産体制の更なる強化が必要」と判断し、田中貴金属に事業譲渡を提案した。

 

これにより、沖電気工業はハイエンド製品向けプリント配線板事業の国内シェアを拡大するとともに、プリント配線板から最終製品組立までの一貫受託生産も拡大し、EMS事業で2015年度に売上高500億円を目指す。

 

国内のプリント配線板市場は縮小傾向にあるものの、ハイエンド製品向けの大型・高多層基板は、高速大容量データ通信インフラの投資伸長などで需要が堅調に推移しており、年間1000億円の市場が見込まれている。