行政・団体国立研究開発法人の海上・港湾・航空技術研究所(東京都三鷹市)と沖電気工業は1日、自動運航船の遠隔監視と遠隔操船に関する共同研究契約を締結した。船員の負荷低減などに向けたもので、国土交通省が2025年の実用化を目指すフェーズ2の自動運航船に資する、周囲状況の確認技術や遠隔操船技術の構築を目指す。
広島県因島付近を航行する同研究所の小型実験船「神峰」と、東京に設置されたコックピットを回線で接続し、沖電気工業の俯瞰映像モニタリングシステム「フライングビュー」が送る神峰の周辺映像を確認しながら、遠隔で監視・操船する。研究は来年3月末まで実施する。

(出所:沖電気工業)