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デリカフーズ、首都圏の物流強化へ新拠点開設

2013年5月2日 (木)

フードデリカフーズは2日、連結子会社の東京デリカフーズ(東京都足立区)が、首都圏エリアの青果物流通拠点の増床と生産能力増強を図るため、東京都足立区に「第二FSセンター」を開設すると発表した。7月3日に竣工する。

第二FSセンター1階は出荷センター(1332平方メートル)として年商25億円、2階カット工場(999平方メートル)は年商15億円となる見込みで、トータルで40億円の生産能力を持つ大型野菜流通センターに、現行FSセンターの年商60億円と合わせると、年100億円規模の流通拠点となる。

施設は、1階出荷センター・2階工場全体の温度帯を1度から4度に設定し、野菜の鮮度維持に配慮。野菜の熟度コントロールを可能とする加温室を設置するほか、青果物流通の低コスト化を実現するデポ機能を拡大するため、デポセンターを大幅に増床する。

また、全工程で1度から4度帯のカットレタス自動化ラインを設け、菌数制御、鮮度維持を追求。大型外食チェーン対応のオートソーター(オートメーションピッキングライン)を増設し、ピッキングスピードと精度の向上を図る。

環境面では、蓄電池設備を備えた停電時対応が可能な太陽光発電システムを導入し、災害時のバックアップ電源を確保。メインサーバー・受注システム・通信機能を維持し、短時間での業務復旧を可能とする。さらに、工場から排出される野菜残渣(4トン/日)を完全堆肥化するリサイクル設備を導入し、リサイクル法順守だけでなく、生産地とのリサイクルループを実現する。

■東京デリカフーズ第二FSセンターの計画概要
所在地:東京都足立区六町4-12-12
竣工予定日:2013年7月3日
敷地面積:2726平方メートル(826坪)
延床面積:3212平方メートル(973坪)
出荷物流施設面積(1階):1332平方メートル
カット工場面積(2階):999平方メートル
事務所ほかの面積(3階):881平方メートル