日立ハイテク、ロシアに現地法人を設立

メディカル日立ハイテクノロジーズは1月30日、ロシア・モスクワ市で同月17日現地法人「日立ハイテクノロジーズロシア」を設立したと発表した。

同社はロシアで2007年にモスクワ事務所を開設し、自動車・社会インフラ関連部品の市場調査を中心に活動してきた。これまでの調査・マーケティングの結果、同国で新たな事業機会が見込めると判断し、ロシア内外で営業取引が可能な現地法人として、日立ハイテクロシアを設立したもの。

現地法人の設立により、同国企業や同国への進出企業とパートナーシップを強化するとともに、グローバル調達事業の拡大に取り組み、将来的にはカザフスタンなどほかの独立国家共同体（CIS）諸国へ事業を展開することで、18年に売上高100億円を目指す。

ロシアは石油・天然ガスを中心とした資源経済の成長を背景に発展を続ける一方、自動車などの製造業や新産業育成に注力しており、ビジネスチャンスの拡大が見込まれている。12年8月に世界貿易機関（WTO）へ加盟したことで、貿易・市場の自由化・活性化も進んでおり、今後はエネルギー資源だけでなく、自動車、社会インフラ、科学・医療など、多くの分野で発展が期待されている。

■現地法人の概要