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日立ハイテク、福岡に倉庫新設でSC管理強化を推進

2021年9月17日 (金)

拠点・施設日立ハイテク(東京都港区)は、グループの日立ハイテク九州(福岡県大牟田市)が高効率の自動倉庫を同市内に新設したと発表した。医用分析装置やバイオ関連機器の開発を手がける日立ハイテク九州が、部品の検査や配送などの物流機能を担う新倉庫。製品開発にかかるサプライチェーン(SC)管理とBCP(事業継続計画)の遂行のための戦略拠点と位置付ける。

新拠点は「大牟田エコサイトAG(アリアケゲートウェイ)棟」。日立ハイテクは2016年に日立ハイテク九州を設立。部品の保管や生産ラインへの部品供給は佐賀県鳥栖市の賃貸倉庫に業務を委託していたが、生産ラインとの一体的な運営による事業の効率化を図るため、近隣で交通アクセスに優れた当地での新倉庫建設を決定した。

日立ハイテク九州で製造する製品について、部品受入や部品検査、生産ラインへの供給などの前工程部分を新倉庫に集約することで、輸送費の削減や品質管理、業務効率化を図るとともに、製造基盤の強化を図る狙いだ。

■「大牟田エコサイトAG棟」の概要
所在地:福岡県大牟田市健老町
敷地面積:9000平方メートル
延床面積:3100平方メートル
構造:鉄骨造