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6か年計画を策定、設備投資総額1兆1000億円

商船三井、7000億円をLNG・海洋に集中投資

2014年3月31日 (月)

ロジスティクス商船三井は3月31日、新中期経営計画「STEER FOR 2020」を策定した。メインテーマとして「変革を通じた確かな成長」を掲げ、2019年度に売上高2兆1000億円(13年度見通し比23.5%増)、経常利益1400億円(同2.5倍増)、最終利益1100億円(1.9倍増)の達成を目指す。

14-19年度の6年間で総額1兆1300億円の設備投資を実施する計画で、このうちLNG船・海洋事業に7000億円を投入する。運行規模は13年度末見込みの900隻から16年度末にいったん880隻に再編し、19年度末には930隻とする。

また、14-16年度の3年間で「コスト競争力強化計画」に700億円を充て、燃料費の節減、集中購買・発注先集約などに取り組む。

全体戦略として、(1)事業ポートフォリオの変革(2)事業モデルの変革(3)事業領域の変革――の「3つの変革」を定め、市況耐性と競争力が高い船隊構成への転換を図るとともに、海上輸送を垂直方向へ広げる事業領域の拡大によってバリューチェーンを創造する。

同社では、景気回復による海上荷動きの拡大とシェール革命による新たな物流機会について「新たな物流をつかむ千載一遇の機会」だとして、経営資源の集中投入を図る。

商船三井、7000億円をLNG・海洋に集中投資