アイル、アパレル向けスマホ会員アプリを開発

ECアイル（東京都港区）は3月31日、アパレル企業向けスマートフォン会員アプリサービス「CROSS POINT Apps」（クロスポイントアップス）を開発したと発表した。

同社が提供する、実店舗とECサイトのポイント・顧客一元管理サービス「CROSS POINT」（クロスポイント）と連動したサービスで、スマートフォンをポイントカードとして利用できるほか、プッシュ通知機能による実店舗・ECサイトへの送客など、スマートフォンアプリならではのO2O（オンラインtoオフライン）を低価格で実現できる。

パッケージ型アプリのため、企業ごとにゼロからアプリを構築する場合と異なり、コストを抑えながら短納期で導入できるのが特徴で、カスタマイズにも対応。商品カタログの表示や購入履歴参照、店舗検索など、アパレル企業の会員アプリに必要な機能を標準搭載している。

また、キャンペーン情報などを知らせるプッシュ通知やGPSによる近隣店舗検索、商品カタログからのECサイト誘導など、アプリを起点として実店舗、ECサイト両方への送客を想定しており、今後はコーディネート機能や、実店舗とECサイトの在庫連動機能などを追加する計画。

アパレル業界では、実店舗とECサイトの顧客情報・ポイント情報を一元化するニーズが高まっているが、システムの構築に時間とコストがかかるため、大手企業のみにとどまっているのが現状。アイルでは、中小企業でも導入できるよう、低コストで利用できるクロスポイントの提供を2013年4月から開始したが、「顧客とのコミュニケーションを強化するために、スマートフォンアプリを提供したい」という声が増えてきたため、スマートフォンアプリ版を開発した。

■「CROSSPOINT」
http://cross-point-system.jp/