サービス・商品DOORCOM(東京都港区)は1日、福岡市の「CIC Fukuoka」でスマート宅配ボックス「DOORCOM BOX」を活用した実証実験を同日開始したと発表した。宅配便の受け取りから入居者への通知、受け渡し履歴の管理、発送などを自動化し、シェアオフィス内で発生する物流業務の省力化を検証する。
同社は、配送事業者が建物に荷物を届けた後、最終的な受取人に渡るまでの領域を物流の「ラスト50メートル」と位置付ける。シェアオフィスでは施設スタッフが荷物を受け取り、宛先の確認や入居者への連絡、一時保管、受け渡しなどを担っており、こうした業務の自動化を目指す。
実証では、配送事業者がDOORCOM BOXのタッチパネルで入居企業を検索し、空いているボックスに荷物を収納する。入庫すると対象の入居者にメールを自動送信し、入居者はオフィスで利用するカードキーで認証して荷物を受け取る。一定期間を超えて荷物が滞留した場合はメールを再送するとともに、管理画面に長期滞留の状況を表示する。
受け取りだけでなく発送にも対応する。「Smari(スマリ)発送」と連携し、対象サービスではDOORCOM BOXから荷物の発送や返品ができる。書類や商品、試作品、機材などの受け取りと発送をオフィス内で完結させ、発送のための移動や集荷待ちの負担軽減も検証する。
実証では施設スタッフの宅配便対応時間や配送事業者の操作性、通知業務の自動化、長期滞留荷物の管理、発送・返品を含む双方向の物流拠点としての利用性などを確認する。DOORCOMは結果を基にサービスを改善し、全国のシェアオフィスやコワーキングスペース、オフィスビルなどへの展開を進める。
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