M&A双日は2日、英国で水産物の加工・販売事業を展開するNew England Seafood International(NESI)などを傘下に持つSealaska Foods International Holdings(SFIH)の全株式を取得し、関連会社を連結子会社化したと発表した。欧州で白身魚などの調達網や商品開発・加工機能、販売基盤を獲得し、水産事業の海外展開を強化する。
双日は欧米を水産加工品の重点市場と位置付けており、2024年には米国でテイクアウト寿司事業を展開するSushi Avenueを取得するなど、海外事業を拡大してきた。今回の買収では、英国市場で販売基盤を持つNESIの商品開発・製造機能と、SFIHグループがノルウェーやアイスランドに持つ白身魚の原料調達網を取り込む。
NESIはタラなどの白身魚や天然アラスカ産サーモン、刺身品質のマグロなどを取り扱い、英国の量販店を中心に販売している。消費者ニーズを踏まえた商品開発力や、省人化を実現した加工技術を持つほか、MSC認証やASC認証を取得した商品も展開する。
買収後はSFIHグループと双日グループによる共同調達を進めるほか、双方の商品開発・加工技術や販売網を相互に活用する。高付加価値商品の開発・販売やクロスセルによる取扱数量の拡大を図り、原料調達から加工、販売までを一貫して担う水産物のバリューチェーン構築を進める。
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