荷主豊田合成(愛知県清須市)は2日、グループ会社の芦森工業(大阪府摂津市)が、下水道などの管路更生に使うライナーの新工場を栃木県下野市に建設すると発表した。約60億円を投じ、2028年前半の生産開始を予定する。

▲新工場完成イメージ(出所:豊田合成)
新工場は土地面積約3万1400平方メートル、建屋面積約7700平方メートル。管路の内側に新たなパイプを形成する更生材を生産し、新工法「パルテムL-UV工法」と従来工法向けの生産ラインを設置する。土地は25年に取得済みで、投資額には土地、建屋、設備を含む。
パルテムL-UV工法は、紫外線(UV)でライナーを硬化させる。一般的な口径では従来工法と比べて施工時間を約30%短縮できるほか、ボイラー車を削減でき、施工の省人化も見込む。ライナーは硬化時に外気温に左右されないため、寒冷地での施工上の優位性を生かし、関東や東北、北海道での販売拡大を進める。
国内で上下水道管の老朽化が進むなか、芦森工業は新工場の設置により管路更生需要の拡大に対応する。
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