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組み立て不要の止水バリア、物流施設のBCP対策に

2026年10月6日 (火)

(出所:ティー・アイ・トレーディング)

産業・一般ティー・アイ・トレーディング(東京都品川区)は6日、スイスのルノワール・プロテクション・システムズが製造する可搬式止水バリア「LENOIR Water Barrier」の国内提供を本格化すると発表した。工場や物流拠点などで突発的な浸水が発生した際の初動対策に加え、消火用水の確保にも活用できる。

同製品は折り畳んだバリアを地面に広げ、流れてきた水を内部に取り込むことで、水圧を利用して自立する。事前の給水や部材の組み立て、アンカーの打設を必要とせず、2人で運搬できる。連結して必要な長さまで延長でき、使用後は排水して折り畳み、繰り返し利用する。

欧州洪水防護協会(EVH)の認証値では、防護高35センチの「WSG 35/10」の設置時間は1メートル当たり0.04分で、100メートルを4分で展開できる。保管・輸送時の体積は1メートル当たり0.013立方メートルで、100メートル分では約1.3立方メートルとなる。防護高は15センチから70センチまでの型式をそろえる。

こうした迅速な展開性を生かし、工場や物流拠点、地下入り口、出入り口などを短時間で囲う用途を想定する。また、同じ構造を利用し、河川や沢などで水をためてポンプで吸水することで、水利の乏しい場所で消火用水を確保する用途にも対応する。一方、高い流速の場所や無人での放置には適さず、津波への防護も想定していない。

製品は受注生産で、納期は発注から2-3か月を見込む。価格は延長距離や防護高、型式に応じた個別見積もりとし、レンタルは行わない。実機は国内に配備済みで、重要施設や工場、自治体向けのデモンストレーションを受け付ける。

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