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コスモ・岩谷、水素製造と液化を製油所内に集約

2026年10月6日 (火)

荷主コスモエネルギーホールディングスと岩谷産業は6日、コスモ石油千葉製油所で、水素製造プラントの復旧と液化水素プラントの新設を共同で進めると発表した。両社は最終投資決定(FID)を行い、2030年の稼働開始を目指して水素の製造から液化、輸送までをつなぐサプライチェーンを構築する。

コスモ石油は製油所内で休止している水素製造プラントを200億円かけて復旧する。製造能力は1日当たり80トン相当で、製造した水素を石油精製工程で使用するとともに、一部を岩谷産業グループへ供給する。製油所で必要となる水素を安定的に確保し、石油製品の安定供給につなげる。

▲本事業のスキームイメージ(クリックで拡大、出所:コスモエネルギーホールディングス)

岩谷産業グループの岩谷瓦斯は、製油所構内に300億円を投じて液化水素プラントを新設する。製造能力は1日当たり11.6トン相当。コスモ石油から供給を受けた水素を液化し、ローリーなどで国内の需要家へ輸送・販売する。岩谷産業グループにとって国内4か所目の液化水素製造拠点となる。

両プラントの設計・調達・建設は、コスモエンジニアリングと岩谷産業が共同設立したコスモ岩谷水素エンジニアリングが担う。水素製造と液化機能を同一の製油所構内に配置することで、両社が単独で設備投資する場合と比べて製造機能を集約し、コストの抑制を図る。

両社は2024年4月に資本業務提携を締結しており、今回の事業は設備投資を伴う協業となる。コスモエネルギーグループが持つ製油所での水素製造・ハンドリングの知見と、岩谷産業グループの水素製造・輸送・貯蔵ネットワークを組み合わせ、安定的な水素供給体制の構築を進める。

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