国際シーバ・ロジスティクス(フランス)は6日、世界事業の成長戦略の次段階として、組織運営モデルを簡素化すると発表した。意思決定権を顧客や現場に近い地域・事業部門へ移し、対応速度と責任の明確化を図る。7月1日に就任したパトリック・モーベル最高経営責任者(CEO)の下で、従業員や顧客、取引先へのヒアリングを踏まえて体制を見直した。
新体制では、グローバル事業を「フレート・マネジメント」と「コントラクト・ロジスティクス」の2本柱に整理する。フレート・マネジメントはアンリ・ル・グイ氏、コントラクト・ロジスティクスはクリス・ウォルトン氏がそれぞれ統括する。
地域別でも責任体制を強める。南北米、北中欧、南欧、アジア太平洋、インド・中東・アフリカの5地域に責任者を置き、顧客対応やオペレーションに近い場所で判断できる体制を整える。地域横断の連携を維持しつつ、現場判断の迅速化を狙う。
シーバは2019年にCMA CGMグループ入りして以降、イングラム・マイクロのCLS部門、ジェフコ、ボロレ・ロジスティクス、フェデックス・サプライチェーンなどを相次いで取り込み、事業規模を拡大してきた。今後は買収企業の統合を進め、とりわけフェデックス・サプライチェーンの統合作業を重視する。
同社は現在、170か国超で事業を展開し、従業員は11万人、拠点数は1700超。25年売上高は183億ドルだった。急速な買収で広がった事業基盤を再整理し、顧客対応の迅速化と持続的な成長につなげられるかが注目される。
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