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建設発生土、近隣搬出先の比較で輸送効率化

2026年10月7日 (水)

荷主プレテリス・ホールディングス(名古屋市中村区)は1日、工事現場で発生する残土(建設発生土)の排出事業者と受け入れ事業者をつなぐマッチングサービス「ツチオク」の提供を開始した。排出側が土量や土質、搬出時期などを登録すると、現場周辺の受け入れ事業者に通知し、受け入れ単価や運搬費、距離などを比較して搬出先を選べる仕組み。電話中心だった搬出先探しの効率化を狙う。

国土交通省の2018年度建設副産物実態調査によると、工事現場外へ搬出された建設発生土は年間1億3263万立方メートルに上る。近隣に受け入れ先が見つからなければ遠方まで運ぶ必要があり、輸送距離の長期化が運搬費や車両拘束時間の増加につながる。

ツチオクでは、案件を1回登録すると近隣の受け入れ事業者から条件付きの応募を受けられる。受け入れ単価、運搬費、受け入れ可能時期に加え、現場からの距離や取引評価を一覧で比較できる。1000立方メートル以上の案件では複数事業者への分割発注にも対応する。全国47都道府県のストックヤードなど1860件の受け入れ先情報も検索できるとしている。

背景には建設発生土を巡る管理規制の強化もある。資源有効利用促進法に関連する制度改正で、元請事業者には搬出先の適正性確認や受領書による確認などが求められている。24年6月からは、計画した搬出先からさらに別の場所へ搬出された場合についても記録の作成・保存が必要となった。

同サービスでは、土砂受領書や管理台帳、再生資源利用促進計画書などをPDFで作成できる機能も用意する。料金は会員登録や案件登録、応募までは無料で、取引成立時に排出側と受け入れ側の双方から1立方メートル当たり200円の手数料を徴収する。まず愛知県を中心に建設会社や土木会社、解体業者、ストックヤード事業者への利用拡大を図る。

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