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国交省まとめ、民間物資輸送で利用できる被災地空港

2011年3月25日 (金)

行政・団体国土交通省は25日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の被災地に向けた救援物資を輸送するため、個人(公的機関の要請以外)がヘリ輸送などに使用できる空港をまとめた。

 

■受け入れ可能空港と付帯条件
花巻空港(条件付受入可[県対策本部の方針])
・岩手県の災害対策本部の方針で、定期便・臨時便以外は公的機関の災害救援活動を目的とした航空機のみを受け入れている。
・企業・法人からの救援物資輸送の受入については、災害対策本部と事前に荷下ろし作業、荷下ろし後の搬出方法の調整が整ったものに限り、上記航空機の離着陸に影響がない範囲(時間帯、スポット調整など)で受入れている。(事前調整なしでの救援物資の申し出は受け入れていない)
・給油についても事前に給油業者と調整を行うこと。

 

福島空港(条件付受入可[県の方針])
・離着陸時間帯、物品の種類など、使用機材、荷卸し作業、荷卸し後の搬出方法などの事前調整が整えば受入可能。
・給油は公的機関の機材に限っている。

 

庄内空港(条件付受入可[県の方針])
・個人の救援物資輸送の受入については、離着陸時間帯(含むスポット調整)、使用機材の事前調整が整えば受入可能。
・荷下ろし作業、荷下ろし後の搬出方法、燃料給油の確保などは自ら手配すること。
・搬入荷物の保管場所の提供はできない。
・今後の混雑状況により規制の可能性はあるが、現状では給油も公的機関の機材に限らず行う。

 

米沢ヘリポート(公共用、条件付受入可[県の方針])
・離着陸時間帯(含むスポット調整)、使用機材の事前調整が整えば受入可能。
・長時間の停留はできない。
・荷下ろし作業、搬出方法は自ら手配すること。
・給油施設はなし。
・搬入荷物の保管場所の提供はできない。

 

秋田空港(条件付受入可[県の方針])
・基本的に公的機関の災害救援活動(物資輸送)を目的とした航空機のみを受け入れているが、個人の救援物資輸送の受入については、離着陸時間帯(含むスポット調整)、使用機材の事前調整が整えば受入可能。
・荷下ろし作業、荷下ろし後の搬出方法、燃料給油の確保などは自ら手配すること。
・搬入荷物の保管場所の提供はできない。

 

大館能代空港(条件付受入可[県の方針])
・個人の救援物資輸送の受入について、離着陸時間帯(含むスポット調整)などの事前調整については秋田空港と同。
・秋田空港に比べると航空機の離発着が少ない分受入数は余裕がある。
・荷下ろし作業、荷下ろし後の搬出方法、燃料給油の確保などは自ら手配すること。
・荷物集積場所は条件にもよるが提供可能。

 

青森空港(条件付受入可[県の方針])
・個人の空港使用については、離着陸時間帯(含むスポット調整)、使用機材、荷下ろし作業、荷下ろし後の搬出方法、燃料給油の確保などの事前調整が整えば受入可能。
・搬入荷物の集積場所は屋外のみ提供可能。

 

新潟空港(条件付受入可)
・個人の救援物資輸送の受入については、離着陸時間帯(含むスポット調整)、使用機材の事前調整が整えば受入可能であるが、公的機関の災害救援活動があれば、そちらを優先することとなる。
・荷下ろし作業、荷下ろし後の搬出方法、燃料給油の確保などは自ら手配すること。
・搬入荷物の保管場所の提供はできない。