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負債1億3000万円、TDB調べ

トータル物流(岐阜)の破産手続き開始決定

2014年4月3日 (木)

国内帝国データバンク(TDB)は3日、トータル物流(岐阜県岐阜市)が3月19日に岐阜地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。破産管財人は大久保等弁護士(岐阜市)、破産債権の届出期間は4月30日までで、財産状況報告集会期日は7月4日午前10時。

同社は1972年創業、03年9月法人改組した一般貨物自動車運送業者。00年に運送業を目的に開業した前代表が06年4月に買収し、商号を土佐産業からトータル物流に変更した。

名古屋港からのコンテナ輸送を主力とし、海運業者や港運業者を得意先として業容を拡大、11年8月期には売上高3億400万円を計上していた。しかし、積極的な増車により減価償却費が負担となっていたほか、燃料価格高騰も影響して低調な収益推移を余儀なくされ、さらに車両購入に伴う借入金が資金繰りを圧迫していた。

このような中、12年11月に前代表が逝去、その後は現代表が代表に就任して事業を継続したものの、支えきれなくなり今回の措置となった。負債は1億3000万円。