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市が荷主に引き取りを要請

横浜港、コンテナから基準値超える放射線量を検出

2014年4月15日 (火)

話題横浜港本牧ふ頭で輸出予定だったコンテナから、基準値を超える放射線量が検知されたことが15日までに分かった。これを受け、横浜市は国が作成した「港湾での輸出コンテナの放射線測定のためのガイドライン」に沿って対応を行い、荷主にコンテナの引き取りを要請した。

横浜市によると、11日に本牧ふ頭BCコンテナターミナルのゲートで基準値を超える放射線量(5.3μSv/h)が検知され、12日に除染を行った後、再び測定したが、前回とほぼ同じ放射線量(5μSv/h)が検知されたたため、運送事業者が本牧B突堤内にある自社施設の整理場へ仮置きした。

13日に荷主から横浜港埠頭に基準値を超えるコンテナの対応について相談があったため、市は荷主に引き取りを要請。荷主が消防局へ相談し、消防局が出動した。同日午後5時頃、消防車20台が、コンテナが仮置きしてある本牧B突堤入口で一般車両が進入しないよう警戒体制を敷き、午後8時30分に市が除染場所として指定している本牧新建材ふ頭に、一時保管するコンテナの搬入を行い、荷主側で警戒体制をとった。

14日に荷主が原子力規制庁に相談し、現地確認を行い報告基準(5μSv/h)に達したことから、市が国などの関係機関に通報した。