荷主カシオ計算機は22日、時計の生産拠点として運用しているカシオタイで6月から電卓、10月から電子辞書の生産を開始する、と発表した。
カシオタイは、カシオタイの将来的な機能拡張を視野に入れ、生産拠点間のリスク分散と拡大する海外需要へ対応するため、2012年に14万平方メートルの敷地に移転。プラスチック成形から組み立てまで一貫して時計を生産する工場として強化した。
今回はこの取り組みをさらに進め、多品目を生産することで供給の安定化を図るため、敷地内に第三工場を新設。新たに電卓と電子辞書の生産を開始することを決めた。第三工場は月産110万個の生産能力を備え、将来の増産や新規品目の生産にも対応できるよう拡張性を持たせたレイアウトに設計する。