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相互生産委託中心に納期対応力高める

岡野バルブ製造、平田バルブ工業と資本業務提携

2014年5月7日 (水)

荷主岡野バルブ製造は7日、平田バルブ工業と資本業務提携を行う、と発表した。

両社はともに少量多品種の高品質バルブを個別設計、受注生産で製造・販売しているため、生産量の波動を克服することが収益性、価格競争力を高めるための長年の課題となっていた。

岡野バルブ製造は東日本大震災後、低迷する国内原子力発電プラント向け高温高圧バルブの製造・メンテナンス事業に代わって強化してきた国外火力発電プラント向け高温高圧バルブの製造販売事業が成長していることから、この需要に対応するため、平田バルブと経営資源を相互に有効活用することで生産量、納期対応力をたかめる狙い。

提携では、製品の一部をOEM形式で平田バルブに生産委託することを中心に、相互の受注量、工場の操業レベル、生産効率などに応じて製品・部品の相互生産委託を進める。

また、業務提携の背景を強固にする目的で、岡野バルブ製造が平田バルブの新株5000株を1株500円で取得する。取得後の議決権比率は5%となる。また、平田バルブも岡野バルブ製造の株式を同じ額で取得する。